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苦手なはずの牛乳が美味しい?身体が教えてくれたホメオパシー的サイン

2025 12/11
ホメオパシー
2025-12-082025-12-11

子どもの頃から牛乳が体質に合わず、給食では居残りをするほど苦手だった私。

そんな私が最近、チャイやラテなど、牛乳入りの飲み物を美味しく感じるようになりました。

「寒い季節のせい?」と軽く考えていましたが、ホメオパシーのレメディを見返していた時、思わぬ答えが見えてきました——。

目次

突然訪れた「牛乳が飲みたい」という変化

昔から乳製品でお腹を壊しやすく、牛乳を飲むと身体が重くなるタイプでした。

それがここ数週間、無性にチャイやラテが飲みたくなる。
温かいミルクティーを手に取る回数が増え、以前なら避けていた乳製品たっぷりのスイーツにも自然と手が伸びる。

私にとってはちょっとした違和感——むしろ「何かが変わっている」というサインでした。

Bryonia(ブライオニア)との再会

気になってマテリアメディカ(ホメオパシーの辞書のようなもの)を見返していた時、ふと目に留まったのが Bryonia(ブライオニア)というレメディの記述でした。

「頭の症状が牛乳で良くなる(ameliorated by milk)」

この一文を見た瞬間、パズルのピースがはまるような感覚がありました。

Bryoniaってどんなレメディ?

Bryoniaは、ウリ科の植物「ブリオニア・アルバ(白ブドウ蔓)」から作られるレメディで、一言でいうと “心も身体も乾いたビジネスマン” のような特徴を持ちます。

主な特徴:

  • 乾燥:喉、唇、皮膚、粘膜などあらゆる部分の乾き
  • 動くと悪化:少しの動きでも症状が悪化し、じっとしていたい
  • 圧迫で改善:痛みのある部分を押さえると楽になる
  • イライラ・短気:邪魔されたくない、一人にしてほしい
  • 仕事や経済的な心配:お金や仕事のことばかり考えている

身体症状:

  • 頭痛(前頭部や後頭部の重い痛み)
  • 咳(乾いた痛みを伴う咳)
  • 関節痛(動かすと激しく痛む)
  • 便秘(乾燥して硬い便)
  • 口の渇き(大量の水を欲する)

精神症状:

  • 極度の疲労感
  • 集中力の低下
  • 話したくない、触れられたくない
  • 家族や仕事のことで頭がいっぱい

私とBryoniaの18年

実はこのBryonia、私が18年前に、初めて摂ったレメディでもあります。

当時の私は長女の授乳中で今と同じように、目の回るような忙しさの中にあり、乳腺炎の症状がありました。

最近の私の状態

振り返ってみると、ここ数週間の私は完全にBryoniaの状態でした。

  • なるべく言いたくない「忙しい」が口をつく日々
  • 皮膚の乾燥が気になり始めていた
  • 頭が重だるく、考えがまとまらない
  • 動くのが億劫で、できれば静かにしていたい
  • 些細なことでイライラしやすい

そんな状態に気づいて、Bryoniaを一粒取ったのが数日前のこと。

そしてその後、自然と牛乳入りの飲み物が恋しくなったのです。

身体が教えてくれた「今、必要なもの」

レメディを摂った後の身体の反応——これもホメオパシーを学んでいると、とても興味深い観察の対象になります。

Bryoniaの「乾き」というテーマ。
そして牛乳がもたらす「潤い」と「まろやかさ」。

身体が自然と牛乳を欲したのも、もしかすると同じ”乾き”のテーマだったのかもしれません。

ある日の午後、たっぷりの乳製品が入ったケーキとミルクティーをいただきました。

普段なら「ちょっと重いかも」「お腹が心配」と躊躇しそうな組み合わせが、その日は不思議なほどスッと身体に入っていきました。

頭の重だるさが和らぎ、心までふわっと緩む感じ。

「今の私には、これが必要だったんだな」

そんな風に、身体の声を受け取れた瞬間でした。

「悪いもの」なんて本当はない

アルコール、タバコ、乳製品、砂糖、小麦……

一般的に”身体に悪い”とされるものも、症状を好転させることがあります。

良い・悪いという絶対的な基準は存在せず、その時の自分の状態によって、必要なものは変わる。

体質的に合わないとされていた牛乳が、ある時期には心身を癒す飲み物に変わる。

これは単なる「気分の変化」ではなく、身体が本当に求めているもの、必要としているものが変化したサインなのだと思います。

良い・悪いと決めつけず、フラットに観察する。
身体の声に耳を傾け、今の自分に必要なものを選ぶ。

それこそが、私がホメオパシーを愛している理由のひとつです。

まとめ:身体は常に語りかけている

苦手だったものが突然美味しく感じられるとき、それは身体からの小さなメッセージかもしれません。

ホメオパシーと向き合っていると、食べ物や症状に良い・悪いの二元論は存在せず、ただ「その時の私にフィットしているかどうか」だけなのだと気づかされます。

忙しさで乾きがちな心と身体を、チャイがそっと潤してくれた今回の出来事。

18年前に出会ったBryoniaが、こうして再び私を支えてくれる——ホメオパシーとの長い付き合いの中で育まれた、身体への信頼を改めて感じています。

あなたも、ふと「最近これが食べたくなる」「これが美味しく感じる」という変化があったら、それは身体からのメッセージかもしれません。

ぜひ、その声に耳を傾けてみてください。


※ホメオパシーは医療行為ではありません。重篤な症状や持続する不調がある場合は、必ず医療機関を受診してください。

ホメオパシー
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